【お絵描き目線】2019年 新型iPad Air3 は結構アリ! 無印 iPad(10.2含む)よりは Air3 がお絵かき向き。でも、もう少し出して10.5のproを買った方がいいかも?

この「iPadAir3」についてですが、私はこれ結構アリだと思います。特に2台目のサブとしては良いかと。なので「(サブで)お絵かき用途ではアリなんじゃない?」という視点での記事を書きます。

なお、iPad Air3の上位互換である、2020年発売の新型、iPad Air4 についての記事はこちら ↓ になります!

【お絵描き目線】2020 新型iPad Air4 Air5 はコスパ良で最高!※2022更新

2020年9月17日

基本は10.5インチiPad pro の廉価版だが、概ね問題なしでは?

最初にデメリットを書きます。 でも、iPad pro で最も貧弱な 9.7 インチも持っていて、そっちもそこそこ使えていた自分の考えでは、概ね問題ないんじゃないかなと思ってます。

iPad Air3 が 10.5インチ iPad proに劣っている部分で大きいのは以下の2つ。

おさかな
  • メモリが 3GB (1GB少ない)
  • ペンの描き味に影響する「ProMotionテクノロジー」に非対応

※他にもCPUの型番が違うのでパワーに差がありそうではありますが、同じシリーズの「A12 Bionic」CPUではあるので、ぶっちゃけ素人(これで仕事して食ってるとかじゃない人)が使う分には差は感じられないと思います。

※あと、スピーカーが proは4スピーカーだけどAirは2つでステレオのみっていう違いもありますが、まあ、お絵かきにはあまり関係ない部分ということで。

メモリが1GB少なく3GB

公証ではないんですが、ネットで早速分解した人が情報をアップしていて、一応3GBが定説になっているのでこちらを採ることにします。 ていうか、妥当すぎるのでまあ間違いないでしょう。

割と、お絵かきアプリの挙動に直結するのででかい部分です。 もしこの iPad Air3 が10.5インチでなく12.9インチだったら、個人的にはアウトだったかなあと思います。

というのは、クリスタなりのお絵かきアプリで調整用ウインドウをばりばり出して使えたり、キーボードを繋いで文書なり動画編集などもやりたくなる12.9インチのディスプレイサイズで、いまどき3GBはしんどくなると思うからです。

ディスプレイサイズが大きくなれば、扱える画像のサイズも普通に増えますしね。

でもまあ、10.5インチなら、そんなに大それたことはしないでしょうし大丈夫かと。

以前に書いた↓こちらの記事でも描いていますが、

【iPad Pro】11インチか12.9インチか。お絵描き用途向け。※2022年調整版

2022年8月2日

「iPad だけで絵をゼロからフィニッシュまで完成させるつもりなら12.9インチ」と書いたように、小さい方のiPadでお絵かきをするなら、お絵かき用途としては「サブ用途」が適していると私は考えるからです。

10.5インチなら(PCとの連携で)サブで「ネーム」や「下書き」としてゴリゴリ使い倒すのが良いと思うので、それだったら3GBでもいけるんじゃないかなと。

ていうか私は11インチも持ってますが、それを買うまでのメイン機は 9.7インチで、そっちはメモリ2GBでしたからね(笑)。 それでも上記のサブ用途で困ることは特になかったです。 使用していたお絵かきアプリは procreate だけでしたけど。

iPad pro 9.7 を再評価。今ならコスパ良?(微妙に推し)

2019年1月18日

「ProMotionテクノロジー」に非対応

画面のスクロール(特にブラウザ)を滑らかにする技術で、Apple pencil の反応速度にも影響があるこれ。 結構致命的に思える感じもするんですが、私レベルのお絵かき人間にとっては「誤差」でした……。

Youtubeとかの比較動画とかでは「差は歴然!」とかいうのを良く見るんですが、あんなに早いピッチのストロークで絵を描くことなんて、そうそう無くないです?

あるとしたら、斜線をサササと描いて影を付けたり、ラフな効果線を描いたり、あるいは、本当にラフですばやくネームを描いたりする時くらいですよね。

おさかな
そのタイミングで、滑らかにペンが動いてもなあと。

自分の描き味にはペンストロークの速さが最重要だと自覚がある人にはデメリットかもですが、少なくとも私はそうではありません。

私はこの「ProMotionテクノロジー」に未対応な「iPad 9.7 インチ」を1年以上使っていて、そこから11インチに乗り換えたんですが「言われてみれば滑らかだけど、ようわからん」でした。 私がゆっくり「入り」と「抜き」の描線を入れるタッチだからなのかもしれませんけど。

おさかな
でも、ブラウザのスクロールの滑らかさははっきりと違うと言えます。 これはほんとに気持ちよくて別物(でも旧型がそう悪いというわけでもない)。

そんなわけで、デメリットは確かにありますが 「この iPad Air3 一枚でお絵かき完結するんだ!」 とか  「俺の絵はペンストロークの速さが何より大事なんだ!」 とかでもなければ、そんなに気にならないんではと思います。

 

iPad Air3 のメリット

初代 Apple pencil 対応!

これ!結構でかいです。

ぶっちゃけ話、私はお絵かきメインでやる人にとって Apple pencil2 は劣化したと考えています。 それはこちらの記事でがっつり書いているんですが

【お絵かき目線】Apple Pencil2 のグリップは、これで決まりか!?【追記あり】

2018年11月7日
おさかな
  • グリップつけると充電できない
  • 他に充電方法はない
  • タップで消しゴム切替はグリップ付けると無反応

手になじませるためのグリップ装着をAppleが否定しているモデルなので、それが必要な人(結構みんな要るとおもうんだけどなあ…)にとっては大きなデメリットです。

Apple pencil 、私は細すぎて指が痛くなるんですよね。 材質も固いからグイグイ指に食い込みますし。

Apple pencil2では、↓ このグリップくらい(しかも充電時に着脱)しか使えないです。

初代 Apple pencil なら、こんな魔改造クラスなグリップも付けられます。

※ちなみに、初代 Apple pencil のグリップについては、こちらの記事で結構がっつり書いてます。

【最終形態】ApplePencil (初代)お勧めグリップ 【お絵かき目線】

2018年10月19日

…まあ、初代 Apple pencil は、充電時の見栄えが大変にかっこ悪くて恥ずかしいですけどね(笑)。 でも、それのおかげでグリップを装着したままでも充電ができるわけで。

Apple pencil2も、この「恥ずかしい充電方式」を残しておいてくれれば完璧だったんですが、なかなか難しいですよねえ。

そんなわけで、まだ初代 Appale pencil に対応していてくれたのは、グリップマンなお絵かき人間にとってはメリットと言えるでしょう。

形状がカマボコ型!

断面図で説明すると判りやすいんですが、背面のエッジが丸くなっているのをカマボコ型と私は呼んでいます。

これ、2018年型 iPad pro になってからは廃止されてしまって、絶壁の完全な直方体になってしまったんですよね。 側面に Apple pencil 2 を磁石で吸着充電させるために、切り立った側面にする必要があったのでしょう。

おさかな
これまた、ぶっちゃけカマボコ型の方が便利なんですよね……。

指のとっかかりが無い絶壁型は、机にペタンと置いた時に非常に持ち上げにくいです。 まあ、iPad にカバーとかを付ける人には全く問題ないことだとは思いますが、私は剥き身で使っているのでてきめんに面倒なんですよね。

それと、10.5インチなら、片手で掴んでそのまま絵を描いたりブラウジングしたりできるギリサイズに近いんですが、絶壁型だと指にくいこんで段々痛くなってきます。

そんなことしなきゃいいと言う人もいると思いますが、せっかくスケッチブックみたいに取り回せるこのサイズで、それを全くしないのはもったいないと思います。 そんなことをほぼしない 12.9インチなら絶壁型は悪くないと思いますが。

なので、iPad Air3 がカマボコ型なのは大歓迎なのです。

 

無印 iPad(10.2含む)よりは Air3 の方が描きやすい。フルラミネーションディスプレイ!

お絵かきを視野に入れつつで iPad を初めて買う人なら、無印の2018年型 iPad(4万円前後だが値崩れするはず)や、先日発表された 10.2インチの iPad(3.5万~)よりは、この iPad Air3 がお勧めですかねえ。

10.2 インチよりも Air3 のが 1~2万円お高いですが。

なぜお勧めかと言うと、無印 iPad(10.2含) と iPad Air3 とでは、どちらも 初代 Apple pencil 対応機器ではあるものの、この2つの間にはお絵かき人間にとって超デカい仕様の差があるからです。

なんたって iPad Air3 は、pro シリーズと同様「フルラミネーションディスプレイ対応」なんです。


これはまあ、お絵かき視点で理解するなら、表面のガラスの厚みがすっごく薄いことだと思ってください。 これによって、Apple pencil がディスプレイに触れた時のカーソルの視差がぐっと小さくなります。



(目分量ですが大体これくらい違います)

これはもう、CPUだのメモリだのの話とは次元が違う、大きな差です。 気持ちよくお絵かきするなら超大事です。

おさかな
私は、これが初代 iPad pro に実装されたことをきっかけに、wacomの液タブから iPad pro に乗り換えました。 その後wacomも cintiq pro シリーズでこれに対応しましたが、完全に後手でしたね……。

なので、お絵かき用途で iPad を初めて検討していて、ちょっと安くすませたいなあという人には、無印の iPad よりは、この iPad Air3 をお勧めします。

無印 iPad の良い所はあくまで「安さ」「コスパ」ですからね。 ついでにApple Pencil対応ってイメージ。

ていうか Air3 なら pro ほどガチ価格ではないので、万が一、結局あんまり絵を描かなくなっても「普通に軽くて良いiPadを買っただけ」って言えますし、気後れすることもないです。 たぶん。=D

iPad Air3 はアリですが、iPad pro 10.5という選択肢

というわけで、私は iPad Air3 はアリだと思います。 でも、まだ最後に分岐があります。

もう5000円出せます?

何が言いたいかって言いますと

iPad pro 10.5インチが今お値ごろですよ と。

はっきり言って iPad Air3 は iPad pro 10.5インチ の廉価版です。 ですがこの10.5インチ、後継機種の 11インチが出たことで型落ちとなって、なかなかお値ごろ価格に落ちてるんですよね。

iPad pro 10.5インチは、この記事で書いてきた「初代Apple pencil対応」「カマボコ型」を備えつつ、メモリが1GB多い「4GB」です。

CPUは「A10 fusion」なので、iPad Air3 の 「A12 Bionic 」には劣りますが(ベンチマークだけなら40%差)、お絵かき用途ならメモリ差でカバー以上かと。

2019.03.30現在、64GBモデルのAmazonでの iPad Air3 の実勢価格は 59173円。 iPad pro 10.5インチの実勢価格は 64573円……。

私個人的には、もう5000円出して iPad pro の10.5インチ買った方がいいんじゃないかなあ…とか思います。 楽天では7万円超くらいするようですが、中古だったらもっと安く買えますしね。

というわけで、以上、iPad Air3 についての所感でした!

おさかな
なお、2020.10.24発売の「iPad Air4(10.9インチ)」の方は、Apple Pencil2 使用で「カマボコ型」ではなくなりましたが、それ以外のすべてがスーパー上位互換です(正直、「Promotionテクノロジー」以外ではiPad pro 10.5インチよりも上かと)。 上記の2点に余程こだわりが無ければ、iPad Air4 の方をお勧めします。 ↓
そして iPad Air4 についての記事はこちら。

【お絵描き目線】2020 新型iPad Air4 Air5 はコスパ良で最高!※2022更新

2020年9月17日

もちろん、ガツンと最新のiPad pro の 2021年モノを買っても良いのですよw

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【お絵かき目線】2020 iPad pro はメモリ6GBでコスパ高!? (11/5更新)

2020年8月2日

【iPad Pro】11インチか12.9インチか。お絵描き用途向け。※2022年調整版

2022年8月2日

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