先日 iPad pro のペーパーライクフィルムの摩擦度合いが、ちょっと物足りないと書きました。
最初に使っていたのはこれ。PDA工房さん。 摩擦係数がかなり高くて指がブレませんが、Apple Pencil のペン先がゾリゾリ削れるので3~4か月でペン先がオシャカに。 とはいえ、描き味は好み。
その次に買ったのがこちら。エレコムさん。「ケント紙のような描き心地」がキャッチコピーで、確かにそんな感じです。 PDA工房さんのに比べると結構ツルツル。 でも確かに貼らないよりは摩擦はあるので、筆圧が普通の人ならこっちのが良いはず。 ペン先は半年使った今も健在。
「MS FACTORY」 の fiel.D
エレコムさんのよりも摩擦のあるペーパーライクフィルムを色々探しました。 そもそも描き味なんて主観ですから、個々の筆圧によっても感じ方は違うので、よそ様の使用コメントはよくよく吟味。
で、自分がゴリラ筆圧なのはわかっているので、レビューで敢えて「少しザラザラし過ぎ」と書かれているのをピックアップしてこれを選びました。
そして…届きました!
中身は袋に入ったフィルムとお掃除キット。 このお値段ではお得感あります。
でも、これは使わず、私の愛用のこのセットで貼ります。 EIZOの液晶クリーナーセットと、お絵かき用のマスキングテープ。
にしてもこのEIZO(ナナオ)さんの洗浄液とクリーナー布、ほんとにきれいになります。 SONYさんが自前の同様の商品を作るまでは、SONY製のテレビのクリーナーとしてこれが紹介されていた程の逸品(古い記憶ですが違ってたらごめんなさい)。 物持ちもよくて、布を時々洗いつつ何気に10年使ってますが劣化は認められず(良い子はマネしないでくださいね)。
洗浄液というかこの布の性能がやばいんです。 これ、拭く時に小さい毛とかチリが残りにくいんですよね。
そんなこんなで、これで綺麗にしてから貼っていきます。 ↓ 私の貼り方はいつもこんな感じ。
既に上の写真でも装着済みですが、貼るとこんな感じ。 ペーパーライクフィルムの宿命として、ディスプレイが表面のザラザラを反映して白っぽくなります。 これはしゃーないです。
「PDA工房」「エレコム」の中間!ナイス!
手触りは、明らかにエレコムさんの物よりザラザラしてます。 PDA工房さんのと比べると……指では何ともでしたが、実際に Apple Pencil で描いてみると、それよりは軽めの感じでした。
いいかも…? と思い、漫画を描いてみてます(来週アップ予定)。
間違いなく エレコムさんのよりは摩擦力がぐっと高く、それでいてPDA工房さんほどでもない。 まさに、2つの中間です。 これはいいかも!
好みとしてはもうちょっとザラザラしててもいいんですが、Apple Pencil のペン先は安くはない……。 摩擦は欲しいけど、摩耗はノーサンキューなのです。
で、このフィルムで漫画を描きつつ、他のイラストとかも描きながら現時点で2カ月使っていますが、ペン先が減っている気配は今のところありません。 これが半年持ってくれるんなら最高。 経過が楽しみです。 手が疲れにくくなって、より描くのが楽しくなりました。=D
というわけで:弱・中・強(ゴリラ基準)を試せた!
というわけで色々試しつつ、ペーパーライクフィルムのザラザラ度合い的に 「弱・中・強」 を試すことができました。 といっても、私は筆圧ゴリラなので、普通の人にとっては「中・強・超強」かもしれませんが。
それぞれをまとめると、こんな感じです!
弱:エレコム/ ケント紙ライクのペーパーフィルム
最低限の摩擦力を備えた秀作。筆圧の低い人や描くスタイルによってはこれが最適解かも。
中:MS FACTORY/ fiel.D
今回試したもの。 ちょうどいい! でもどちらかといえば PDA工房さん寄り。 PDA工房さんのを少し弱めた感じなので、中間と言ったら語弊があるかも?
強:PDA工房
私的な描き味だけで言えばこれが最強。 Apple Pencil のペン先さえ減らなければこれ一択と言いたいくらい。
筆圧ゴリラのくせに節約もしたい私的には「中」の MS FACTORY さんがベストでしたが、人によってベストはまた変わってくるはず。 iPad を使ったデジタルお絵かきに、ペーパーライクフィルムは超便利なものです。 みなさんにも是非、自分にフィットするフィルムをみつけて活用してもらいたいなと思います。
以上、お絵かき視点での iPad ペーパーライクフィルムの比較レビューでした!