【お絵かき目線】ケント紙タイプのペーパーライクフィルム。確かにペン先長持ち!ELECOM ケント紙タイプ!【iPadでお絵かき】

先日「iPadPro」のペーパーライクフィルムを交換したという記事を書いたので、その続編…使用レビュー記事です。

ペーパーライクフィルムは消耗品?【iPad お絵かき】

2019年5月26日

↑では、1カ月使ってからレビュー記事をと言ってましたが、少し試行錯誤もあったので2ヶ月お試ししました。 購入したのはこれ。 ELECOMさんのケント紙タイプのペーパーライクフィルムです。

例によって、引っ張るレビュー記事は好きではないので先に結論から言いますと

  1. 「紙のような描き心地」は、まあ嘘ではなく、良いです。
  2. 「ペン先磨耗50%減」も、体感的にそう思えます。
  3.  このペーパーライクフィルムはアリです。

では、ここから詳細についてレビューしていきます。

1.「紙のような描き心地」

購入前の不安と期待

さて「紙のような描き心地」……それも「ケント紙タイプ」。 これを見た時、私にはちょっと違和感がありました。

というのは、私にとってケント紙というのは、

あくまで「仕上がりが綺麗な紙」であって、「描き味的には言うほど良くない紙」だったからです。

おさかな
確かに厚みのある紙なので、ペンの沈み込む感じは心地よかったですけれどね。

ただ「ケント紙タイプ」なのでペン先磨耗が軽減される、というのはイメージにかなってました。 ケント紙って確かにちょっとツルッとしていますからね。 ザラザラ表面じゃないとなれば、確かに磨耗度は低いでしょう。

でもそうなると、肝心の機能である「描き味向上」としては微妙なのでは? ただ「ケント紙」を再現したってしょうがないのではないか?

……などなど、期待と不安入り混じりで注文をしたというわけです。

最初は駄目だと思ったが、慣れたらよい感じ!?

というわけで到着。


(この青いのは保護フィルム。剥がして使います。念のため)
手で触ってみると確かに抵抗を感じるので、摩擦係数はそこそこあるようです。 でもザラザラ感は全くありません。 

実際に貼って使ってみると、明らかに前のPDA工房さんのフィルムよりペンが滑ります。

おさかな
うわー、やっちまったかこれ!?

そう思いつつ、買ってしまった以上すぐ剥がすわけにもいかないので、何枚か漫画を描いて見ました。

★漫画 【となりのちびせみちゃん】甘酒インパクトの巻

2019年7月19日

★漫画 【実家のちびせみちゃん】ひんやり床!の巻

2019年7月26日

★漫画 【実家のちびせみちゃん】アミボンボンはいいおばけ

2019年8月2日

漫画 【実家のちびせみちゃん】司書は妖精 レディブック

2019年8月10日

上から順に描いていってるわけですが、見ての通り、描き上げるごとに描線がマシになってきています(きてます……よね?)。

そう、このペーパーライクフィルム、最初は頼りなかったんですが、慣れてくると描き味的にもかなり良い感じなのです。

ザラザラでは無いですが、貼らない状態よりは確かに摩擦係数が上がっています。 手が慣れてくるとこの塩梅も悪くないんですよね。

確かにこれは「ケント紙で描いてていい感じに線が引けてる時の感覚」にちょっとだけ近いかもです。 ケント紙と違ってペン先が沈み込んだりはしないので違うと言えば全然違うんですがw

お絵かきアプリ側の「手ぶれ補正」との合わせ技が決め手

また、このフィルムの実装に合わせて試行錯誤を始めた、お絵かきアプリ側での「手ぶれ補正」調整も、描き味向上に貢献してくれました。

ペン対応のお絵かきアプリには大抵付いている、「多少手がブレてもアプリ側で補正して綺麗な線にしてくれる機能」ですね。 これをキツ目にかけることで、私のような「入り抜きをゆっくり描く」タイプのストロークでも線がぶれなくなったのでした。

フィルム無しでは、ここをいくらいじったところでぶれます。 でも、このケント紙タイプのペーパーライクフィルムとアプリ側の手ぶれ補正、2つの対応を合わせたことで実に丁度よい塩梅の描き味になってくれたのでした(私の場合)。

実際お絵かき体験って、描く人間の手を始めとした「体」と、ツールとしての「アプリ」に iPad pro という「筐体」、そしてペーパーライク「フィルム」といった複数の要素で構成されているんですよね。

それを1つだけテコ入れして向上を図るより、連携を視野にいれつつやった方が、良い結果が出たりするのではないでしょうか。 少なくとも今回はそうだった様に思います。

というわけで、このケント紙タイプのペーパーライクフィルム、他との連携も加味した上でばっちりです!

おまけ:フィルムの貼り方Tips

2.「ペン先磨耗50%減」…そんな気はする!

こちらは、2ヶ月使ってみての感想ですが、確かにペン先の減りはかなり改善されたように思います。 体感でですけども。

このフィルムに買い換えた時点でペン先を2ヶ月使った状態ですので、これで4ヶ月以上たっている計算になりますが、全然問題ないですね。 交換の黄色信号である「白い紐」も見えてません。

まあ、正直「50%減」なのかどうかは分りません。仮に私がそう断言したところで他の人がどうなるかは分りませんしねえ。

なので「確かに磨耗度は体感できるレベルで軽減されている。 度合いはようわからんけど」が、私の見解です。

おさかな
まあ、ザラザラしてないんで、あったりまえですけどね(笑)。


3.このケント紙タイプペーパーライクフィルムはアリ!

というわけで、冒頭に結論を書いた通り、このペーパーライクフィルムは私的にはアリです!

今回のレビューは、上述の「お絵かき体験を向上させる複数の要素」についても改めて考える良いきっかけになりました。

ぱっと見、「ケント紙タイプ」なんていう眉唾なキャッチコピーのフィルムですが、私は良い製品だと思います。 皆さんのお絵かき用ペーパーフィルム選択の、良い判断材料になれればと幸いです。

以上、ELECOMさんのケント紙タイプのペーパーライクフィルム、レビュー記事でした!

おさかな
ちなみに、この記事を書いてからさらに半年たった今は、もう少しだけ摩擦係数の高いものを試していて、これもいい感じです。

【お絵かき目線】最適解はこれ? 自分に合った摩擦係数のペーパーライクフィルム!MS FACTORY【iPadでお絵かき】

2020年3月15日
おさかな
摩擦ガッツリのPDA工房さんのペーパーライクフィルムも悪いものではありませんでしたよ! 描き味的には不満は全くなかったです。

ペーパーライクフィルム(PDA工房)レビュー。【iPad Pro 11インチ】※追記あり※

2018年11月8日

よく読まれている記事