一応、前回のフィルム貼り替えの時に、自分の最適解フィルムにはたどり着いたつもりでいたのですが……
それの前に使っていた「ゴリラ筆圧の自分にはちょっと摩擦が足りないかな……」と思っていた、ELECOMさんの「ケント紙タイプ」のペーパーライクフィルムに……(そのレビューはこちら)
これに実は「上質紙タイプ」もあって、そっちの方が摩擦係数が高く、お絵描き向けだということに気づきまして、ずっとこれも試してみなければなあと思っていました。
そして、ちょうどいいタイミングで最近ついに 12.9 インチの iPad pro も購入しまして、それで、こっちに貼るペーパーライクフィルムは、この「上質紙タイプ」を試してみようかなと思いました!(ちなみに iPad 12.9インチのレビューはこちら)。
ELECOM 上質紙タイプ ペーパーライクフィルム
説明を見るに、確かにこちらのほうが 「しっかりとした描き心地」「紙感強め!!」と、摩擦があることをアピールしています。
こちらは販売ページより。 勝手な私の思い込みで、イラスト向けはケント紙タイプで、上質紙は文字やメモを取る人向け……というイメージがあったので意外でしたね。
どちらもお絵描き向きでした。それでもってエレコムさんは 4種類のフィルムを販売しているという事ですね。
さて思うのですが、ケント紙は表面がツルツルしているものの、紙の厚みが結構あります。
なのでこれに力を入れたペン先が沈み込むことで摩擦とはまた違う心地よい抵抗が生まれ、ゴリゴリな絵描きに愛されていたのだとも思います。 一方このフィルムはその「厚さ」は控えめなので、「軽いタッチ向け」というライトな方向付けをしたのでしょうね。
貼りましょう
そんなこんなで貼っていきます。
シンプルな包装から取り出し、青いシートを剥がしてからぺたり。
装着前
装着後
当然ですが画面はノングレアかつ、白っぽくなります。 これはもうお絵かき用とでペーパーライクフィルムを使う以上仕方ないです。
ていうか、折角の 「黒がちゃんと黒く」表現されるミニLEDディスプレイですが、私の様な人間には全く無意味でしたね…… ていうかミニLEDディスプレイ要らないのでもっと安くして欲しかった……
なるほど!お絵描き向き!
そしてちょいちょい描いてみた感想ですが…… なるほど確かにケント紙タイプよりずっと摩擦があります。
ショップのページにあった画像の転載ですが、まさに ↓ こんな感じ。
でも、「ペンの長持ち度」については、↑ は言い過ぎかな……。 なぜならもっとすごいのを私は知っているので。
それでちまちまいくつかイラストを描いてみました。
なるほど、前の「ケント紙タイプ」とは確かにひと味違いますね。
こちらの方が自分にとっては適切な摩擦力で好みです。 ケント紙タイプも使っていた自分としては一瞬でわかるレベル。 私の様に筆圧高くて、入りと抜きを自分の力加減で付けるのが好きな人は気に入るんじゃないでしょうか。
ただ……
ペンでの描き心地はもちろん、指で触った時の感触もほぼ、MSファクトリーの「fiel.D」と同じに感じました。 ていうか、2つ並べて同じペンでこすってみても違いが本当にわからない……
一応、お値段が MSファクトリーの方が 50円くらい安いようですが、これくらいは誤差な気もしますね。どっちも良い感じ。
というわけで……
こちらの上質紙タイプのペーパーライクフィルムもお勧めと言えます!
改めてまとめると、こんな感じですね。
弱:エレコム/ ケント紙タイプ
最低限の摩擦力を備えた秀作。筆圧の低い人や描くスタイルによってはこれが最適解かも。
中:MS FACTORY/ fiel.D と エレコム/ 上質紙タイプ
今回試したもの。 ちょうどいい! でもどちらかといえば PDA工房さん寄り。 PDA工房さんのを少し弱めた感じなので、中間と言ったら語弊があるかも? どちらも、効きすぎないくらいに摩擦力が高く、しっかりペンを受け止めてくれます。
もしこのMSファクトリーさんのと、エレコムさんの上質紙タイプとで迷われる方がいらしたら(いるのか?)、どちらも大丈夫ですよ とお勧めしたく思います。 ストアで、その時に安い方で良いんじゃないでしょうかね。
強:PDA工房
私的な描き味だけで言えばこれが最強。 Apple Pencil のペン先さえ減らなければこれ一択と言いたいくらい。
以上、エレコム ペーパーライクフィルム 上質紙タイプのレビューでした!
それにしてもなりゆきとはいえ、たくさんのフィルムを試しているなあ…… 皆さんのデジタルお絵かきライフを楽しくする一助となれれば幸いです。