コマネチの印象が強烈だった秀作ゲーム
今回は「デビルワールド」です。
「デビルワールドをやっつけろ」ということで、主人公の怪獣さんを操作して魔王を追い詰めるゲームです。 ゲームの詳細は知ってる人は知ってると思いますし、詳しいサイトも沢山あるので割愛しますが、
- 画面のスクロールに対応できないとミス
- スクロールの方向は魔王の指差しモーションでわかる
- ゲームの基本は「ギミックの多い○ックマン」
これだけ判っていれば遊べます。 遊びは3パターンだけのシンプルなゲーム性なのですが、その繰り返しに妙な中毒性があります。 半日ひたすらやってたこともありました!
キャラデザインも、今はもうこういうデザインって見なくなりましたね(系譜としてはカービィに繋がってるのかな…)。 ドット解像度が少ないので、シルエットと色使いで判りやすく個体差を出すという、どっちかっていうと「漫画の作法」でデザインされたキャラクターたち。
個人的にはザコのピンクの召使い「メダマン」と、ゲームを進めていくと登場する「ボンボン」がお気に入りでした。
それにしてもこの魔王、画面のスクロールの方向を上下左右に指差しで教えてくれるんですが、下を示すときのポージングが、当事ビートたけしが持ちネタで展開していたコマネチにやたら似ていて、それが面白くて気になってたことを妙に覚えてます。
ポージングもさることながらモーションもなんかヨイショヨイショという感じて、おっさん臭い感じなのもよかったですねえ。
ヒゲじゃなくて影だった……
さてこの魔王、ゲーム中とパッケージとで見た目の印象が違ったのも面白かったです。 ゲーム中の見た目での「ヒゲ」にしか見えない黒い部分は「陰影」の表現だったようなのです。
ここ数年ではスマブラにも登場してさらにカッコよくなっていますが、私の心の中の魔王は永遠の中年なので、イラストはそのイメージに忠実に描きました。