「ちびせみ」本編の第一話。第四回目の更新です。登場人物の気持ちが動き始めました。
今回の更新は、ちびせみママの魔法のヘンテコさと、若い夫婦の気持ちが魔法使い一家に届くパートでした。
ちびせみママの魔法は話を聞いてみると、記憶や体感時間を狂わせたとかではなく、もっと世界の根底にある何かをいじった様子。 時間って空間のように扱えるものなんでしょうかね。 と言っても、ちびせみママが正しく説明できているかどうかも怪しいのですが。
単に「魔法を見て体験したかった」という意図を汲んで、普通に進行した引越作業を魔法で楽しい体験に変えたちびせみママ。 実際、為された魔法そのものより、そういう発想そのものの方が私は魔法に思えたりします。=D
現実世界のお仕事でも、ドロドロに詰まったミーティングがアイデア一発で蘇る瞬間ってあるじゃないですか。 ある局面を一瞬で違う世界に変えてしまう力の全てを、私は魔法と呼びたいですね。
ちびせみママが使ったもう一つの魔法は、まさかのバーサン化。
誰が喜ぶんだというバーサン化。
ちびせみママがバーサンになったのは、未来を知るため。 他にも未来を知る魔法はあるのかもしれませんが、ちびせみママが知りたかったのは、最終的にこのお隣さんとの関係を自分は愛したのかどうか。
とはいえ、年寄りは過去を美化ないし卑下するもの。 この予見が実際にはどうだったのかを体験する楽しみを、ちびせみママは残しておいたようです。
ちびせみ一家と若夫婦の家をつなぐ、魔法のタンスを巡って小さな口論が起きますが、ちびせみママの一言はそれを変えてくれるのでしょうか? 次回で第一話終了ですので、ぜひぜひ、またお付き合いの程お願い致します。
なんだかんだでPhotoShop
さて制作日誌、今回はPhotoShopについてです。 CS4を使っています。
Procreate を使おうがメディバンを使おうが、結局はPhotoShopの「psdファイル」に書き出してやり取りする事になるわけで……。
最終的にそれらを統合して、台詞をのせて、必要なピクセルサイズと解像度(dpi)に変換するのが私にとってのPhotoShop。 クローサー、フィクサー、ケツ持ちですね。
とにかく重宝しているのは写植の自由度。 文字ごとに「フォント、フォントスタイル、タテ倍率、ヨコ倍率、行間、文字間、色」を数値指定できるのがあり難いです。
別の制作日誌でも書きましたが、フキダシの台詞で、文字が等間隔に並び過ぎてるのが私はあまり好きではないのです。 等間隔にするならするで「そこは一気に読んで欲しい」という時に、意図的にそうしたい感じです。
そんなわけで、文字が少ない行は文字間を多目に、多い行は少なめに。 右から左に行が進むに従って、次第に文字間を空けて長くしていくなど、そうしたくなってしまう私にとって、PhotoShopは良き相棒なのです。
あと、上記の様なしょうもないこだわりだけでなく、丸いフキダシの形状に合わせて台詞を入れ込む際には、行ごとに文字間スペースを変えられる機能は本当に重宝です!
メディバンだと、ひとつのテキスト枠の中ではパラメーターを1つしか決められず、上記のことが出来ないんですよね。 クリスタならできるのかもですがどうなんでしょう。
でもって、8bit の 軽量化 png で書き出してWeb版完成。 なんだかんだで PhotoShop は安心。 円盤で買っておいてよかったです。
……という所で、今回の制作日誌はおしまいです。 今回は前半部分が長めでしたのでこのへんで……。
次回は、ちびせみ第一話の最後の更新。 総括的なことを書こうと思います。 ぜひぜひ、また漫画と併せて読みにきていただけましたら嬉しいです。 宜しくお願いします。