「ちびせみ」の1話を描いている途中なんですが、まだちょっとかかりそうなので、先に本編のミニストーリーを描いていくことにしました。
ちびせみは「可愛いよそん家の子」なお話。 微妙な距離感のちびせみちゃんと大人達の感じを出していきたいですが、子供って「甘えても大丈夫な大人」を嗅ぎ分ける嗅覚みたいなものがあるので、遠慮なくギャーギャー言うようになるのも時間の問題でしょう(笑)。
今回は「Procreate」でネームから主線入れまで行って、微調整とトーン貼りを「メディバン」、台詞の文字入れ(写植)を 「PhotoShop」でやりました。
Procreate ペン入れきついが、何か自分も見直すべきかも
Procreate での主線は思ったより上手に引けなくて、やっぱり Flash で描いたほうが綺麗な線になるなあと。 手ブレ補正のパラメーター、あるにはあるんですが、10%越え出すと遅延が出るのと、効き具合がどうもしっくりこないというか。
あと、しっくりくるペン入れ用ブラシがまだ見つかってません。 「Gペン」系のブラシ、描き始めに細くなるかならないか、抜きで細くなるかならないかを、筆圧で調整できる奴ってないですかねえ。 どう引いても描き出しと抜きがキメ撃ちのバランスで細くなるあの感じが好きになれないでいます。 パラメーターをいじるもうまくできず。
ただ、Procreate の描き易さはやっぱりピカイチかと。 描き上がるスピードはFlashの3倍以上でしたね。 Procreate 自体には結構慣れてきてると思うので、後は設定やブラシの見直しがいるかなあと。
メディバン 無料なのにすごい。でも100%依存できない
メディバンは、トーン貼りの便利さに目を見張りましたね。 クリスタはもっとすごいんでしょうけども、メディバンは無料なのにすごい。
でも、基本中の基本だと思う「万線」のトーン(ないしパターン)が無かったり、範囲選択に点と点で結んで選択する方式が無かったり、ブラシやトーンが少なかったりなど、ここまで良くできたツールなのに「え?無いの?」レベルな物がちょいちょいあるのが意外でした。
ブラシやトーンはネット界隈でアップなさっているユーザーさん達(少ない!)からダウンロードさせていただいたり(有難うございます!)、自作したりしました。 これで結構手間がかかってしまったなあと。
あと、コマ割りツールが自分的には本当にやりづらかったです。 一度書いたやつを微調整できることはできるんですが、ドットごとの移動や吸着といった機能が弱いですね。
あと、これは私の勉強不足だと思うんですが、今回の「となりのちびせみちゃん」の最初と最後のコマみたいに、枠線をタチキリ線まで引っ張る系の上手な描き方がわかりませんでした。 線を引っ張れることは引っ張れるんですが、隣のコマの線も一緒にひっぱれないのがなんとも。 また、引っ張った後で、右のコマはタチキリまで引っ張るけど左隣のコマは通常サイズ、でもちゃんと隣り合う枠線は並行に…みたいなやり方も分からなかったです。
これについては結局Flashで描いて、PNGに描きだして取り込みました。 ちょっとこれは残念なので、もっとメディバン勉強してみようと思います。↓にFlashでのコマ割り動画を置きますが、こういうことをメディバンでできませんかねえ。
PhotoShop 写植と仕上げはやっぱりこれ
台詞(写植)は PhotoShopでやりました。
なぜかというと、PshotoShop は、テキストを範囲選択して文字間のスペースや改行スペースを部分的に変えられるからです。
自分の趣味として、等幅フォントみたく文字がタイルのように並んでる配置が好きじゃないんですよね。 同じフキダシの中の台詞でも、文字数が少ない行は文字間のスペースを多めに、文字数が多い行は少なめにとったりするのが私の好み。
一応メディバンでも写植は出来ますが、文字間も行間も1台詞に1設定なので、ちょっと足りない。
後は、もろもろ合体した後にWeb用に解像度調整したりトリミングしたりして、仕上げにフィルターの「カラーオーバーレイ」をスクリーンでかけて、カラーインク風にしてできあがり。
何だかんだ言って、やっぱり PhotoShop は信頼できますね。 使ってるのはCS6なんですけど。
そんなこんなで
もうちょっと最適化されたワークフローをこれから模索していこうと思います。 複数ツールをまたぐのは、当たり前ですが手間なので、これを減らしていきたいですね。
ちびせみと一緒に成長していこうと思います。
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